CONCEPT | HARU

CONCEPT

HARUは太陽の「陽(はる)」

小林幹也がデザインを手がけるカリモクのHARUは、
太陽の「陽(はる)」がネーミングの由来です。生命にとってかけがえのない存在である太陽。
しかし、ふだんはその恩恵をことさら意識することはありません。
家具もまた太陽のように、人の生活をさり気なく支えるものであってほしい。
こうしたコンセプトのもとに、存在を主張しすぎることなく、
どんな生活空間にも調和して、心地よい佇まいを醸し出す家具「HARU」が生まれました。

豊かな森林再生のために小径木の有効活用に挑戦

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カリモクは木製家具メーカーとして、森林保全や林業地域の活性化にいち早く取り組んできました。
国産の広葉樹の多くは小径木で、品質にばらつきがあるため家具用材に不向きとされ、そのほとんどが紙パルプの原料となるチップにされてきました。この貴重な森林資源を、より有効に活用するためにカリモクにできることは何か――。

そのチャレンジが、広葉樹の小径木を家具用材として甦らせることでした。樹種ごとの特質を見極めながら、素材としてのさまざまな可能性を追求していくこと。手間をかけ、カリモクの技術力を結集して、木のいのちを大切に活かしきっていくこと。

デザイナーに小林幹也を迎えてスタートしたHARU。その最初の取り組みでは、木目の美しさから高級家具に用いられてきた東北のナラ材を使用しています。こうした取り組みを通じて、かつて里山の広葉樹林が果たしてきた循環型の生態系の回復や林業の活性化に貢献したいと願っています。

どんな空間にも馴染み時代を超えて長く愛される家具

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HARUは、太陽の「陽(はる)」がネーミングの由来です。生命にとってかけがえのない存在でありながら、その恩恵をことさらに意識させない太陽。家具もまた太陽のように、人の暮らしをさりげなく支えるものでありたい。こうしたコンセプトのもとに、どんな生活空間にもライフスタイルにも調和して、心地よい佇まいを醸し出すHARUが生まれました。

小径木の難点を、小林幹也の確かなデザイン力と、品質至上のもとに培ってきたカリモクの高い技術力で克服し、軽やかで美しいフォルムを実現。奇をてらわない、自然で温かみのある美しさは、「用の美」に通じる普遍的な価値を備えています。長く愛用される家具を、大切な木のいのちとともに次世代へ――。木を活かし、木とともに生きてきたカリモクの想いがHARUに込められています。

ここちよさのヒミツ その1

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HARUの醸しだす、ここちよさのヒミツ。
人気のソファUB4103モデルのちょっとしたこだわりをご紹介します。

こちらのソファ、一畳におさまるコンパクトサイズ(幅1610ミリ)なのにお昼寝もできる広々とした座面幅、
羽毛クッションのしっとりなじむ掛け心地など、おすすめポイントはたくさんあるのですが、、、

こちらのヒミツを。


実は、こちらソファの背もたれを後ろから見ると、2度の傾斜が付いています。

これは、リビングダイニングなどの空間で、ソファがお部屋の間仕切りになるような場合に
部屋の中で光を分散し、少しでも暗さ(影)や、圧迫感を出さないようにするための工夫です。


ソファがお部屋の真ん中に置かれるレイアウトの場合、
ソファの高さや脚形状によってお部屋に与える印象はだいぶ変化してきます。
これがお部屋の中で「圧迫感」というものを感じさせる要因とも関係しているのです。

その高さや、脚形状だけでなく、空間の中での光の反射も考えた形がこのソファのかたちです。
たかが2度、されど2度ですね。


それから、、このソファ、正面はもちろんですが、横顔がとても美人。。。
ぜひ、上から、横から、斜めから、遠くから、近くから、くまなくご覧いただきたいです。

「空間」から家具を考える、小林デザイナーならではのこだわりポイント、
実際に、ぜひショールームや店頭でご体感いただければ嬉しいです。

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ここちよさのヒミツ その2

HARUの醸し出す、ここちよさのヒミツ。

こだわりの張地についてご紹介します。

HARUでお選びいただける張地は、
カリモクの通常オーダーの張地と、HARUオリジナルの張地です。
そのHARUオリジナル張地、2種類あるうちのひとつ「タープ」についてご紹介します。

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汚れも目立ちにくく、どんなお部屋にもあわせやすいカラーの「タープ」は、一番人気の張地。
縦糸には黒い糸を使用し、横糸には微妙な光沢の入った糸を使用しており、なんともいえない風合いです。

こちら、じつは「自然界の複雑な色の重なり」を意識して、HARUのために開発された色なのです。

木々の色、花畑の色、土の色など、自然を彩るものには様々な色が織り交ぜられています。
そのような色合いは、私たち人間の感覚にすっと馴染んで、ときには安らぎを与えてくれます。

だから「タープ」は、自然の表情である木目との相性が抜群。
柔らかに調和して、心休まる佇まいを醸し出してくれます。

タープで作るコーディネート、ぜひお楽しみください。

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 左(塗装ピュアオーク×張地タープオレンジ)         右(塗装ピュアオーク×張地タープベージュ)

ここちよさのヒミツ その3

HARUの醸しだす、ここちよさのヒミツ。

「ピュアオーク」塗装と、木のもつ癒し効果についてご紹介します。

HARUシリーズは木部の塗装色が全6色からお選びいただくことができます。

その中でも、素材の持ち味を最大限に生かした「ピュアオーク色」がおすすめです。

こちらは、まるで塗装していないかのような木本来の色合いが特徴。
天然の証である、素材のナチュラルマーク(木目・節・木本来の色合い)を十分に楽しんでいただけます。

一方、水や汚れに強く、傷がつきにくいポリウレタン樹脂塗装を施した、安心の品質です。

そして、このような世界にたったひとつしかないこの木目の表情。
これこそが、木材の家具に共通する「ここちよさのヒミツ」なのです。

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こういった木目の模様には「1/fゆらぎ」という、パターンがあります。

これは、規則正しさと不規則さがちょうどよいバランスで調和したリズムです。
聞きなれない言葉ですが、人の心拍・小川のせせらぎ、蛍の光り方、波の音、さらには星の瞬きなどもこれに該当するといわれています。
自然界に幅広く共通するこのリズムこそが、人に心地よさを与え、気分をリラックスさせてくれるのです。

また、木は、目に有害な紫外線を吸収し、温かみある赤外線を反射します。
これによってまぶしすぎない、ちょうどよい空間を作ることができるのです。

木の家具に囲まれているとなんだか安らぐ気持ちになるのは、こういった理由があったのです。

家族みんなが安らぐ空間つくりには、一役買いそうです。

「暮らしのなかに、木の家具を取り入れてみる」、ここちよい新生活のスタートにいかがでしょうか。