HB-1(SOYO)がきっかけでした
2011年12月05日 [デザイナーズボイス]
こんにちは。小林幹也です。
早いもので今年も師走に入りました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日はHARUが生まれるきっかけになったシェルフ「HB-1」についてのご紹介です。HB-1は2008年に私がデザインをしたシェルフで、当初はカリモク家具さんとのプロジェクトでなく、三年に一回開催される旭川の国際家具コンペの為にプロトタイプとしてデザインをしたものでした。
当初の作品名は「SOYO」といってそよ風を表している名前だったのですが、どういうことかというと私は天気のいい日に公園で外で本を読むことが好きで、陽気が良い日は程よくそよ風が流れていますよね。私に限らずそういった気候が好きな方も多いと思います。そういった中、本を読む時に隣にあったらいいな。そんなふうに思えるシェルフを作りたかったんです。
外で心地よい風に吹かれながら本を読みたい。それを実現するためにそよ風が撫でて削り取ったように、さりげなく部材の内側の角を曲面で面取りすることでそれを表現しました。また、置かれる室内での収まりも考え、外側のフォルムは真っすぐなままのフォルムとし、内側のみ面取りの加工を施しました。実際に本など物を入れる部分の面は水平垂直なので機能面でも問題ありません。
こうしたコンセプトから生まれたSOYOをご覧頂いたカリモク家具さんからお声がけ頂き、SOYOのコンセプトを共有して頂きながら、三年にわたるプロジェクトがはじまったのでした。全ての商品がそうではありますが、特にHB-1はカリモク家具さんが掲げる「ハイテク&ハイタッチ」(高度な生産設備と職人さんの熟練した手仕事)が凝縮されたシェルフとなっています。ぜひHB-1の佇まいを体感して頂けたら嬉しいです。
ここ最近、寒さが一層と厳しくなってきましたね。
皆様、体調を崩さぬ様どうぞご自愛下さい。
